【管理者様向け】産業廃棄物の収集・運搬について

今回は、弊社でも行っている産業廃棄物収集・運搬の重要性と、業者の選び方の参考になるようなお話しをしたいと思います。

●産業廃棄物とは

日本には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律（廃棄物処理法）があり、
ゴミの種類は大きく「産業廃棄物」と「一般廃棄物（家庭ごみ）」に分けられます。

＜産業廃棄物の種類＞

「産業廃棄物」とは、法令で決められた以下の20種類のことを指します。

1. 燃え殻
2. 汚泥
3. 廃油
4. 廃酸
5. 廃アルカリ
6. 廃プラスチック類
7. ゴムくず
8. 金属くず
9. ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず
10. 鉱さい
11. がれき類
12. ばいじん
13. 紙くず
14. 木くず
15. 繊維くず
16. 動植物性残さ
17. 動物系固形不要物
18. 動物性ふん尿
19. 動物の死体
20. 汚泥のコンクリート固形化物など、1～19の産業廃棄物を処分するために処理したもので、1～19に該当しないもの
    

＜産業廃棄物処理の流れ＞                   

上記「産業廃棄物」は、排出事業者に処理責任があります。

法的に取り扱いが異なるため、廃棄にあたっては産業廃棄物を処理・処分できる許可を持った産業廃棄物処理事業者へ処理・処分委託することとなります。

その際、排出事業者は委託業者へ産業廃棄物管理票（マニフェスト）を交付し、産業廃棄物の減量や正しく処理されていることの管理に努めなければならず、このマニフェスト交付等の状況については、年に1度都道府県知事等へ報告することが義務付けられています。

＜委託業者の選び方＞

先述の通り、委託業者選びも排出事業者の責任となる＝その委託業者が処理方法を誤った場合も罰則を科せられるのは排出事業者となります。

ですが、実は意外とグレーな業者が多いのが現実です。

そんな中、どうやって業者を選んだらよいか？悩んでいる方は、以下を参考にしてみてください。
✓業歴で選ぶ（その分、監査をクリアしてきている・免許も更新できているということです。）
✓料金はたたかない（ケチらない）＝痛い目を見るのは自分です。価格が安すぎる時は、逆に疑うぐらいでも良いかもしれません。

●鳳開発の産業廃棄物収集・運搬

弊社でも、産業廃棄物の収集・運搬を行っています。

産業廃棄物を外部に飛散流出させることなく目的地まで無事に運搬し、適切に処理するための「バキュームダンパー車」について、そのこだわりをご紹介します。

こだわり①　車高

バキュームダンパー車というと、車高が高く大きい車を見かけることが多いかと思いますが、入れる所に限りが出てきてしまいます。

弊社のバキュームダンパー車は、駐車場に多い車高制限をクリアできるようにしているため、様々な商業施設やマンションに対応できるようになっているのです。

こだわり②　排出作業

衛生車であれば①で説明した車高をクリア出来る車はあると思いますが、地下駐車場などにある雨水槽などの無機汚泥の回収はバキュームダンパー車の出番です。無機汚泥は水より比重が重く、リヤハッチが開くダンパー車でなくては処理場での排出が困難な為です。

このバキュームダンパー車は、現状県内では数台だけかと思います。

産業廃棄物は一般廃棄物と違い、人体に影響を及ぼすようなものも少なくありません。

例えば、グリストラップ。汚泥・動植物性残さ・廃油が溜まりますが、これを放置すると悪臭や害虫の原因となるため、定期的な清掃を行い、清潔に保ちましょう。

このグリストラップ、主水槽には二酸化炭素や硫化水素などの危険ガスが充満していることが多く、事故が発生しやすい危険な箇所なのですが、弊社では作業主任者の資格を持っているスタッフが在籍していますので、安全性に配慮しながら清掃を行うことができます。

持っている資格も、業者を選ぶ重要な基準となるかもしれませんね！

このように、清掃～産業廃棄物の収集ができるため、複数の業者に依頼する手間を省けるのも、弊社へ依頼していただくメリットの１つだと考えております。